開業までの流れ
4.金融機関相談
自己資金で開業ができない場合、金融機関へ相談に行くことになります。
金融機関での借入時は、有担保、無担保に関わらず、抵当権設定料、信用保証料、契約手数料、印紙税などの諸費用があることに、注意しなければなりません。
元利均等返済と元金均等返済
返済方法には、代表的なものとして「元金均等返済」と「元利均等返済」の2つの方法があります。
メリット | デメリット | |
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元利均等返済 | 返済額(元金+利息)が一定のため、返済計画が立てやすくなります。 元金均等返済に比べて、返済開始当初の返済額を少なくすることができます。 |
同じ返済期間の場合、元金均等返済よりも総返済額が多くなります。 借入金残高の減り方が遅くなります。 |
元金均等返済 | 返済額(元金+利息)は返済が進むにつれ少なくなっていきます。
元利均等返済に比べて、元金の減少が早いため、同じ返済期間の場合、元利均等返済よりも総返済額は少なくなります。 |
元利均等返済に比べて、元金の減少が早いため、総支払利息や総支払額が少なくてすみます。 |
固定金利と変動金利
ローンのタイプには全期間固定金利、変動金利、固定金利選択型があります。
メリット | デメリット | |
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全期間固定金利 | 返済最終日までの借入額が確定するので、返済計画がたてやすい。金利上昇局面には有利。 | 変動金利型に比べると、金利が高くなる。 |
変動金利 | これから金利下降局面には有利。 | 返済額や支払利息が確定しない。 |
固定金利選択型 | 固定型、変動型の利点をミックス。 | 固定期間が終了したときは、そのときの金利が適用されるため、思わぬ高金利になる可能性がある。 |