TRAD的出来事
IDS視察報告 ~ドイツ・オーストリアの旅~⑤
2013年6月14日(金)
IDS視察報告~ドイツ・オーストリアの旅~第5弾ご報告です。
第5弾以降はKaVo本社と工場報告のほか、観光報告も多くなりますが、少々お付き合いください。
「ICE」に乗って移動
IDS会場から離れ、KaVoさんの本社ビバラッハ近くへ行くために、IDS会場のケルンから移動。ウルムにむかいました。
ドイツの新幹線と言われている、「ICE」に乗り込みます。
非常に静かで乗り心地は最高!
ドイツの新幹線と言われている、「ICE」に乗り込みます。
非常に静かで乗り心地は最高!
車内は、現地の方も乗っていました。現地の方々はリンゴを丸のままかじったり、見ず知らず同志でも仲良く楽しそうに話していて日本ではあまりない光景に驚きでした。
電車に揺られること約3時間、「ウルム」に到着。
電車に揺られること約3時間、「ウルム」に到着。
◀ホテルへ向かうバスの中から。何も無い、のどかな田舎町。
この日は、午前中IDSを見学して、残りは移動に費やしました。
ホテルにつき、ホテルそばにあるレストランで、お食事をしました。
ホテルにつき、ホテルそばにあるレストランで、お食事をしました。
◀KaVoさんが予約してくださったレストラン。周りには何もない。お月様がきれい♪
▲本日もビールで乾杯です。ちなみに、ビールの国ドイツでは、どのビアグラスもこのように入れるところまでの目印の線が入っています。
▲これが前菜。
▲これがサラダ。
▲メイン。
▲デザート。
◀コーヒー。
本日もすごい量でしたが、美味しかったです。 ドイツ料理というと、ソーセージとザワークラウトとプレッツェルとビールだと思っていましたが、全然違う。
ここで、お料理を見てお気づきでしょうか?実はここのレストランはイタリアンレストランでした!どおりで言語が陽気な感じだったわけで・・・。
ドイツの田舎町で、英語もドイツ語も通じないというお店。オーダーを頼むのは一苦労。でも、楽しい経験になりました。
ここで、お料理を見てお気づきでしょうか?実はここのレストランはイタリアンレストランでした!どおりで言語が陽気な感じだったわけで・・・。
ドイツの田舎町で、英語もドイツ語も通じないというお店。オーダーを頼むのは一苦労。でも、楽しい経験になりました。
◀一生懸命作ってくださったカクテル。
コップの周りの白い粒はお塩ではなく、なんと砂糖!?
コップの周りの白い粒はお塩ではなく、なんと砂糖!?
▲宿泊したホテル。 周辺は雪! 雪! 雪!
朝食は本日もバイキングスタイルです。
▲色々な国の言語で書いてあるゴミ箱。
日本語もありました。
日本語もありました。
KaVo本社と工場見学
しっかり休養、栄養を取りましたので、KaVo本社へ向けて出発です。
しばらく走ると、まずはユニットを主に作っているKaVoさんの工場につきました。
▲残念ながら、工場内は撮影禁止でしたので、外観のみになります。工場内は禁煙です。
ユニットは、同じ製造ラインでE70もE80も作っています。(ミックスランと呼びます。)オーダーが入ってから製造に入ります。1つのユニットを作るのに、工程ごとに担当が決まっています。(何人もの人で、作り上げるということです。)
組み立てを行う人と、試験検査を行う人は全く別人が行うことにこだわっており、これが、KaVoの高い製品品質を保っている理由の一つになります。また、使用する部品はすべてバーコードで管理をしています。試験に合格しなかった製品は、部品が悪いのか?組み立てが悪いのか?など何がエラーなのかをチェックし、原因を突き止めています。
また工場の工程・プロセスは、常に“改善”を行っています。修理部隊は別の所にあるそうです。
なお、E70とE80で年間約1,000台、プリムス1058は年間約4,000台作っています。
また、ハンドピースもこちらの工場で作っており、320人の従業員で、1年間に30万本作ってるそうです。エキスパートマティックE20(等速コントラ)のハンドピースが一番出ています。
タービンはジェントルシリーズのジェントルサイレンス8000B(スタンダードヘッド)が多く、年間1万4,000本の出荷との事。
組み立てを行う人と、試験検査を行う人は全く別人が行うことにこだわっており、これが、KaVoの高い製品品質を保っている理由の一つになります。また、使用する部品はすべてバーコードで管理をしています。試験に合格しなかった製品は、部品が悪いのか?組み立てが悪いのか?など何がエラーなのかをチェックし、原因を突き止めています。
また工場の工程・プロセスは、常に“改善”を行っています。修理部隊は別の所にあるそうです。
なお、E70とE80で年間約1,000台、プリムス1058は年間約4,000台作っています。
また、ハンドピースもこちらの工場で作っており、320人の従業員で、1年間に30万本作ってるそうです。エキスパートマティックE20(等速コントラ)のハンドピースが一番出ています。
タービンはジェントルシリーズのジェントルサイレンス8000B(スタンダードヘッド)が多く、年間1万4,000本の出荷との事。
◀KaVo工場傍にはチョコレート工場も。
高級チョコレート「Baur(バウア)」。
高級チョコレート「Baur(バウア)」。
またバスに乗り、ビバラッハのKaVo本社へ移動!
▲KaVo本社にて。
◀ツアーでご一緒だった皆様と。
▲嬉しい歓迎文♪
ビバラッハにある、カボさんの本社には1階は歴史的な製品が展示されており、5階は現在製品のショールームになっていました。
こちらの工場では、タービンを主に作っています。サンドブラストや、プラズマ加工などの表面加工も自社工場で行っており、重要なチャック部分の機能が正しいか等も自動でしっかりと管理しています。
こちらの工場では、タービンを主に作っています。サンドブラストや、プラズマ加工などの表面加工も自社工場で行っており、重要なチャック部分の機能が正しいか等も自動でしっかりと管理しています。
◀5階ショールーム
日本にはまだ入ってきませんが、女性ユーザー向けのモーターとハンドピースが一体となっている、「コンフォートドライブ」。一体となっているのでコンパクトで軽い。
こちらの賞状は、「Aktion Gesunder Ruecken(AGR)」という賞状で、高級車のポルシェもとっている背中にやさしい椅子であることの認定書です。歯科ではお初。
E70、E80、ドクタースツールのPhysio(フィジオ)5007が取得しています。 自動車用シートで有名なレカロ(RECARO)もこの認定を受けています。
E70、E80、ドクタースツールのPhysio(フィジオ)5007が取得しています。 自動車用シートで有名なレカロ(RECARO)もこの認定を受けています。
◀自動車用シートで有名なレカロ(RECARO)もこの認定を受けています。
こちらのフィジオは、高さ調節をフットペダルで行うことができるタイプです。
ドイツから日本へ取り寄せることが可能だそうです。
ドイツから日本へ取り寄せることが可能だそうです。
◀ドクタースツール 「Physio(フィジオ)」
「KEYレーザー」
◀パワーが強すぎて、日本の薬事が下りない製品。
「Sonic Fill」
日本にはまだ入ってきませんが、こちらの製品は、振動させながら流動性のレジンを稼働に流し込む製品。15秒くらいでCR充填ができます。CRはKerr社の製品が使われています。
日本にはまだ入ってきませんが、こちらの製品は、振動させながら流動性のレジンを稼働に流し込む製品。15秒くらいでCR充填ができます。CRはKerr社の製品が使われています。
▲ソニックフィル
「MASTER torque」
ジェントルサイレンス8000Bの後継機種です。8000Bは19Wでしたが、こちらのマスタートルク9000Lは23Wとパワーが非常にあります。
なお、KaVo社では、20万回転時のワット数で表示しており、他社メーカーはフル回転時の30万回転の時のワット数表示なので、パワーは他社に負けない自信があるとの事でした。
ジェントルサイレンス8000Bの後継機種です。8000Bは19Wでしたが、こちらのマスタートルク9000Lは23Wとパワーが非常にあります。
なお、KaVo社では、20万回転時のワット数で表示しており、他社メーカーはフル回転時の30万回転の時のワット数表示なので、パワーは他社に負けない自信があるとの事でした。
◀マスタートルク9000L
5階から眺めるビバラッハの街並み。高い塔が教会で、町の中心シンボルです。
こちらは、1階の展示。
昔の器械がずらりと並んでいます。
昔の器械がずらりと並んでいます。
見学後は、5階でお食事を頂きました。
◀おいしい!
ビバラッハの町をぶらり
食後、少しだけ時間があるということで、ビバラッハの町へ自由行動がありました。
▲町の中心部の教会
小さな町でしたが、とても落ち着く素敵な町でした。いわゆる観光地ではないと思います。
私は、かなりこの町が気に入りました。もっと時間があったらなあと思いました。可愛らしい文具や、飾り物など「ドイツ」っぽいものを少し買うことができました。KaVoに皆様行かれる機会があれば、町も是非観光してほしいです。
長くなりましたので、第5弾はこちらで報告を終了いたします。
次回が最後になります。次回は観光した オーストリアのザルツブルグとドイツのミュンヘンをご紹介します。
私は、かなりこの町が気に入りました。もっと時間があったらなあと思いました。可愛らしい文具や、飾り物など「ドイツ」っぽいものを少し買うことができました。KaVoに皆様行かれる機会があれば、町も是非観光してほしいです。
長くなりましたので、第5弾はこちらで報告を終了いたします。
次回が最後になります。次回は観光した オーストリアのザルツブルグとドイツのミュンヘンをご紹介します。
ちょっと休憩タイム
さて、第一弾で可愛いウサギの飾りについて書きました。
この、ウサギの飾っている理由について書きます。
どうも、あちこちで、ウサギの飾りがあったので、非常に気になっていました。
今回のKaVo本社をご案内してくださったドイツの社員の方に伺ったところ、ちょうどこの時期「イースター」でドイツはキリスト教の国のため、イエス・キリストが復活したとされる復活祭「イースター」はとても大切にしているとの事。ドイツでは、そのためウサギと卵を飾るそうです。
ウサギは、多産(子だくさん)なので、生命の繁栄の象徴、また卵は雛が卵から生まれるので、やはり生命の象徴。本当のウサギは卵を産みませんが、生命の象徴であるウサギが卵を運んでくるということで、イースターの時期は飾るそうです。
イースターの時は親が卵を隠しておき、子供たちがカラフルなイースターエッグを探すということを行事として行うそうです。
日本ではクリスマスはありますが、イースターの行事はあまり行わないので、貴重な経験になりました。この時期は、可愛いイースターグッズが至る所で販売しています。
私も、お土産で買って帰ってきました♪
▲ミュンヘンのホテル地下のスーパーで買った飾り。
▲フェルトの小バックに入った小さな飾り。ビバラッハの町で購入。