TRAD的出来事
IDS視察報告 ~ドイツ・オーストリアの旅~④
2013年5月1日(水)
メーカーさんのブースでは詳しく説明を受けられませんでしたが、気になったものや、デンタルショー全体のイメージを今回はお伝えします。
口腔内スキャナー
まずは、口腔内スキャナーです。各社、解像度、処理速度が向上しています。
Sirona Dental Systems
シロナはドイツの130年以上の歴史ある歯科用機器専門メーカー。
歯科における技術革新のリーダーとして、 1887年に最初の電動式歯科用ドリルを発明したことに始まり、常に一歩先の技術開発を牽引してきた。
世界の29か所で3,000名以上の従業員を雇用し、世界約135カ国の市場に製品を展開。
1997年にシーメンス・メディカル・テクノロジー部門から独立して新たに歯科医療に特化した企業として誕生。2006年には、米国ナスダック証券取引所(シンボル:サンシーロ)に上場。2011年10月1日から2012年9月30日の期間の売り上げ報告は9.79億ドル。
ヘレウスさんの展示会場には、未来から来た人をイメージしたキャラクターがインパクトありました。製品名は「cara」。イボクラービバデントさんのe.max対抗製品として展示されていたそうです。
ちなみに、VITA社から「Enamic」、Dentsply社からは「CELTRA」という製品もe.max対抗製品として出ていたそうです。
この、ヘレウスさんもドイツが本社。1851年の創業以来、その斬新で独創的な先端技術により貴金属、クォーツガラス、センサー、特殊照明・光源、そして医療技術分野で世界をリードするグローバル企業として今日に至っている。
滅菌器
ヨーロッパでは感染予防に関する基準が厳しくなってきているそうで、記録が残せることが必須条件になってきているとの事。
後日、株式会社ジーシー様より教えて頂きました。
CAD/CAM
数えた方がいるそうですが250社のブースに展示されていたとのこと。
Ivoclar Vivadent
イボクラビバデントさんのブース。こちらもとっても広い。
この照明の使い方がとてもかっこいい。
日本のデンタルショーではあまり見ない光景。
VITA社、Dentsply社、Heraeus社がe.max対抗製品を打ち出す中、Ivoclar Vivadent社も負けじと大々的な展示。
Ivoclar Vivadent は、1923年に人工歯製造会社としてスイス チューリッヒで設立。1933年に現在の所在地であるリヒテンシュタイン公国に移転。1951年に社名をivoclar に変更、1956年には歯科医師向けの歯科材料としてVivadent ブランドを立ち上げ。
2001年よりIvoclar Vivadent AG に社名を変更し、歯科医療のために包括的且つ、革新的な製品を提供する世界的な歯科材料総合メーカーへと発展。
現在、Ivoclar Vivadent は、世界の24カ国に拠点を置き、130カ国以上の国々に製品を届けている。リヒテンシュタイン本社では、170名を超えるR&Dの研究者 が、より優れた製品を生み出すため、有名大学や各国の先生方と協力し合いながら、研究・開発を続けている。
日本メーカーの展示
日本のメーカーさん独自で展示している所と、日本全体で展示している所がありました。
ドイツらしさ?
▲数時間後には青空。写真左から写真右へ天気は一変。
色々なユニット
シマウマ柄のユニットや、ひじ掛けの所が日本のユニットでは見たことのない珍しいユニットなどもありました。
お楽しみ
パフォーマーと記念に。自然に笑顔になってしまいます。
アジアの勢い
日本だけでなく、アジアも頑張っていました。
これぞ、IDS
すごい人ごみ。
デンタルショーのご報告はここで終了いたします。
第5弾はIDS以外のKaVoの工場見学や、ドイツ・オーストリアの街並みをご紹介したいと思います。
ちょっと休憩タイム
ご飯ばかりの記事が続いていましたので、
今回は早速ドイツの街並みをご紹介します。
夜でしたので、中は残念ながら入ることができませんでしたが、外から眺めても圧巻。素晴らしいです。
建築開始から、632年もの年月を経て完成したこのゴシック様式の建物は世界遺産にも登録されています。
ご飯についてはここでは書かないと思っていたものの、ケルン大聖堂のすぐ傍のレストランでせっかくちょっとオシャレしてムーディーに夕食を楽しみましたので、一枚だけ。
先輩社員に、スカーフを持って行くと便利なのでは?とアドバイス頂き持って行って大正解でした。