TRAD的出来事

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マニー株式会社ハノイ研修旅行

2011年3月8日(火)

■歯科治療器具をはじめとする幅広い製品のナンバーワン・オンリーワン企業を見学

この度、マニー株式会社のベトナム・ハノイにある工場見学研修旅行の機会に恵まれましたので日本歯材同友会の社長達とで参加してまいりました。
マニー株式会社、ハノイ工場見学
日本歯材同友会のみなさんと。
ハノイ(ベトナム)のMANI HANOI CO.,LTD.の工場全体

マニー株式会社
http://www.mani.co.jp/


ハノイ(ベトナム)のMANI HANOI CO.,LTD.の工場全体

マニーの製品と言えばリーマー、ファイルやクレンザー、FGバーをすぐイメージしますが外科治療器具、アイレス縫合針、眼科用ナイフ、マイクロスーチャー等幅広い製品のナンバーワン・オンリーワン企業ということはあまり識られていません。
15年前にさかのぼる平成8年(1996)にベトナムのハノイにMANI‐MEIFA CO.LTDを設立、平成15年(2003)MANI‐HANO ICO.LTDを設立、平成21年(2003)MANI‐MEIFAを統合してこの間工場も6期まで完了しさらに7期工事の為用地の取得を終えております。
ハノイの工場では1900人近い現地社員が日本から出向している3名の管理職の下で働いております。
整然とした工場内で若い社員が全品検査と言う作業を黙々とこなしております。
勤務はam6:00~pm2:00までとpm2:00~pm10:00までの2交代制で行われており中間管理職はam10:00~pm6:00の勤務となっております。
初任給は8,000円ですが最近は昇給率も上がり年2回行うこともあるようです。
社会主義国家のため、工場内には組合の為の部署もあり専従で組合業務を行っております。
工場はハノイの中心市街地から車で1時間30分ほど離れたタイニャン郡にあります。
ハノイ市から川を一つ隔てたところで極端に地価が下がるようです。
ベトナムの国民の平均年齢は27歳前後といわれており、国中に熱気の様なエネルギーを感じます。
インフラ整備は遅れており停電があり工場の操業にも影響があるようです。

交通事情も日本とは大きく違い信号が極端に少なくおびただしい数のバイクが川の流れのように移動します。
車も絶えずクラクションを鳴らし我先に右左折したり追い越しをかけルールはほとんど無いように思えます。

■首都ハノイ近郊を観光

ベトナムきっての景勝地、ハロン湾はユネスコの世界遺産に登録されジャンク船でのクルージングと鍾乳洞の見学は旅のハイライトです。
日本歯材同友会のみなさんとハロン湾クルージング
ハロン湾は1994年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されたベトナムきっての景勝地です。

伝統の帆掛け船“ジャンク船”でのクルージングが観光のハイライトです。
ハロン湾
ハロン湾
ハロン湾には大小3,000もの奇岩、島々が存在するそうです。
ベトナム料理は新鮮な魚介類や野菜に独特なスパイシーをきかせたものが豊富で、米麺のフォーにも様々なバリエーションがあり美味しかったです。
ベトナム産のビールは1本25円と安いです。
ベトナム人の普段の生活パターンは市街地の人は朝から外食で道路わきに小さな椅子を並べたところでフォーなどを食べていますし夜もほとんど外食で済ませることが多く、家のキッチンで食事を作ることをあまりしないようです。これは夫婦共働きが多いためのようです 。
市街地をすぐ隣接したところは水田や畑になりますが牛や水牛に鋤を引かせており、道路わきにはパンや果物を売る人が多く見かけられます。
そこには昭和20年代の日本を見るような思いがいたしました。
ベトナムには韓国の企業の躍進が目覚しく車の多くはヒュンダイのものですし、ロッテも大型のショッピングモールとホテルの建設を進めようとしております。
日本の立ち位置が少しずつ隅へ追いやられていくことを実感してまいりました。

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